モリンガには人にとって大切な栄養素が豊富に含まれています。
その栄養素は90種類以上あり、
特にビタミンやミネラル、アミノ酸などがバランス良く含まれているのが特徴です。
モリンガに含まれいてる栄養素の中のミネラルについてまとめています。
モリンガに含まれているミネラル
5大栄養素のひとるであるミネラル。
モリンガには16種類あるうちのカルシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、銅、マンガン、リンといった9種類のミネラルを含んでいます。
ミネラルは健康を維持するのに必須の栄養素です。
モリンガに含まれているカルシウム
カルシウムは骨や歯の形成、精神の安定、心筋や筋肉の収縮、神経の伝達、細胞の結合、酵素の活性化と人間にとって不可欠な栄養素の一つです。
カルシウムの主な働き
・骨の組織の形成
・精神の安定
・筋肉の収縮
・心臓の鼓動を一定に保つ
カルシウムの1日の摂取目安は成人男性で700mg、成人女性で600mgを摂取する事が理想的です。
カルシウムを摂取する際にはビタミンKと一緒に摂取をすると効果的です。
ビタミンKにはカルシウムが骨に沈着するのに必要なタンパク質を、活性化する効果があるため、できるだけ一緒に取り入れましょう。
モリンガにはカルシウムとビタミンKの両方が含まれているため、
カルシウムを効果的に摂取する事ができます。
モリンガに含まれているナトリウム
ナトリウムは食塩に含まれている栄養素です。
現在の食生活では不足する心配はほとんどなく、過剰摂取に気をつけねければいけない栄養素です。
ナトリウムは主な働き
・細胞の浸透圧を調整
・血液の状態を弱アルカリ性に保つ
・筋肉を正常な状態に保つ
ナトリウムは過剰摂取すると血圧上昇やむくみなどを引き起こしてしまいます。
そのため過剰摂取をした分を排出してくれるカリウムと一緒に摂取すると摂りすぎた分を尿として排出してくれます。
モリンガにはカリウムも含まれているため、体内のバランスを整える事ができます。
モリンガに含まれているカリウム
カリウムはナトリウムとバランスをとって血液の浸透圧を一定にし高血圧を防いだり、
筋肉や心臓の働きを正常に保つ働きをします。
カリウムの摂取目安量は成人男性で「2500mg」、成人女性で「2000mg」とされています。
カリウムは過剰に摂取しても排泄機能によって多く取りすぎてしまった分は尿などによって体外に排出されるため、過剰症の心配はありません。
ですが、腎臓の機能が低下している方、腎臓病の方は、
腎臓の処理の許容範囲を超えてしまう恐れがあるため、
高カリウム血症の注意が必要です。
カリウムの主な働き
・高血圧の予防
・むくみの改善
・利尿作用
・筋肉の弛緩を調整
・神経細胞の刺激伝達
カリウムを多く含んでいる食べ物
果物や野菜に多く含まれています。アボガドやバナナ、ほうれんそう、きゅうり、トマト、かぼちゃ等、
ジャガイモ等のイモ類、鶏のささみなどに多く含まれています。
モリンガに含まれているカリウムの量は、カリウムが多く含まれている食べ物のバナナの約7倍、トマトの約12倍程度モリンガにはカリウムが含まれています。
モリンガに含まれている鉄
鉄は主に血液中に存在していて、
赤血球の主要成分であるヘモグロビンを構成する成分です。
特に女性は鉄不足になりがちのため、日頃から鉄の摂取を心がけてください。
鉄の主な働き
・血を作る作用
・貧血の予防
・骨や歯を丈夫にする作用
・タンパク質の代謝促進
・疲労の回復
・シミの予防
・肌のハリの改善
・ツメ
鉄を多く含む食べ物
鉄の1日の摂取目安は約7mg程度と言われています。
鉄を多く含む食べ物としては、
豚レバー、鶏レバー、あさり、牡蠣、ほうれん草、プルーン等に多く含まれています。
鉄は体内に吸収する効率が非常に悪いため、ビタミンCと一緒に摂取をする事で吸収効率がよくなります。
吸収効率をよくするため、鉄はビタミンCと一緒に摂取する事をおすすめします。
モリンガに含まれる鉄の量は、鉄が多く含まれている食べ物のほうれん草の約6倍、プルーンの約6倍程度モリンガに鉄が含まれています。
ビタミンCもモリンガには含まれているため、モリンガは鉄の吸収効率を上げて効率よく鉄を摂取する事ができます。
モリンガに含まれているマグネシウム
マグネシウムは人間の体に約30g程度存在しています。その60-70%程度は骨に含まれており、筋肉、脳、神経、血液にも存在しています。
マグネシウムは骨に多く含まれているため、骨の形成に重要な役割を持っています。
骨粗鬆症を防ぐにはカルシウムだけでなくマグネシウムも必要になってきます。
マグネシウムは骨の形成だけでなく他にも様々な効果があると報告されています。
マグネシウムの主な働き
・エネルギー代謝を促進して疲労を回復する
・血圧の上昇を防ぐ
・体温を正常に保つ
・精神の安定
・血液を固まりにくくする
・歯のエナメル質を作る
・筋肉の働きの調整
・筋肉痛の緩和
日本人はマグネシウムが不足しがちだとよく言われます。
その原因としては日本の水はミネラルが少ない軟水が多く、普段の水分補給からマグネシウムを取り入れる事が難しいためです。
また、マグネシウムは穀物のヌカや胚芽の部分に多く含まれていますが、
現在は白米を食べる事が多いため、マグネシウムを摂取するためには他の植物性食品からとる必要があります。
マグネシウムの1日の摂取目安は成人男性が350mg、成人女性が270mg程度と言われています。
マグネシウムを多く含む食べ物としては、アーモンドなどのナッツ類・ひじき・わかめなどの海藻類・豆腐・納豆などの大豆食品・ゴマ・ほうれん草・たまごなどに多く含まれています。
モリンガにはたまごの約36倍のマグネシウムが入っています。
モリンガに含まれている亜鉛
亜鉛は人間の体に約2g程度、含まれています。亜鉛一箇所に存在するのではなく体全体に存在しています。
亜鉛は体の中に貯めておく事ができないため、常に食べ物やサプリメントなどから取り入れる必要があります。
特に亜鉛はタンパク質の合成に必要なため、
成長期には欠かせない栄養素といえます。
亜鉛が不足すると骨の成長が悪くなったりと、成長障害が起こる可能性があります。
また今注目のSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)と呼ばれる抗酸化酵素を作るために必要なため、
注目されています。
・亜鉛の主な働き
・免疫力アップ
・傷を治りやすくする
・抜け毛予防
・骨粗鬆症の予防
・デトックス効果
・ホルモンバランスを正常に保つ
亜鉛は激しい運動や、ストレス、アルコールの摂取などで消費をされてしまいます。
心当たりがある方は亜鉛を積極的に摂取するように心がけましょう。
亜鉛が多く含まれている食べ物としては
最も多く亜鉛を含んでいる食べ物は牡蠣です。
そのほかにも、うなぎ、にんにく、牛肉、チーズ、豚レバー、納豆、アーモンド、カシューナッツなどに亜鉛は多く含まれています。
モリンガにはにんにくの約6倍程度の亜鉛が含まれています。